HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ビジネスより大事なこと。親孝行をして年長者を敬う。言動を慎み、徳のある人と親しくする。『リーダーとして論語のように生きるには』

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論語』は誰もが知っているかと思うが本書は『論語』から派生した『弟子規』を読み解き、リーダーにとって何が必要かについて書いている本である。

『弟子規』とは18 世紀に幼児教育向けに書かれた本である。当時は幼児向けであったが、現代では前へ前へと時代が進歩した一方で、学ばずに置き去りにしてしまったことが沢山ある。それがこの『弟子規』に載っているということで注目を浴びている。

タイトルにも書いたが、『弟子規』によると、まずは親孝行が大切であり、次に年長者を敬うこと、そして、言動を謹み、信用を得る。そして徳のある人と親しくする。そこまでできた上で余裕がある人は文学を学ぶ。準備が大切だ。

また、学ぶ目的は本分を知ることである。自分は何が得意で生まれてきたかを知り、それを役立てることである。

まず、行動し、師匠に教えてもらい、できるようになるまで繰り返す。繰り返すと煩悩が消え自然体になる。自然体になると、人間と調和し、自然と調和し、過去と未来と調和できる。

その他にも本書には生きるために、勉強やビジネスよりも圧倒的に大切なことが書かれている。経済的に発展した国でしっかり生きるには道徳が大切だなぁと再認識された一冊だ。

 

リーダーとして論語のように生きるには

リーダーとして論語のように生きるには

 

 

【書評】仕事できるやつは、みんなこうしてる!本当に役に立つルールの作り方とは!? 『SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える (単行本)』

 

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シンプルなルールというのは、どんなグループどんな状況においても役に立つ。成功してきた企業の多くはシンプルなルールを使っている。

シンプルなルールを設定する上で大事なことが、4つある。1、ルールの数が少ない。2、使う人に合わせてカスタマイズできる。3、具体的である。4、柔軟性がある。たった4つである。この大事なことも4つでシンプルになっている。

よく読まれている本には、「○○が良くなる3つの方法」などと書かれていることが多い。これは人間の心理が3つか4つぐらいしか覚えられないっていうのもあるのだが、それ以上にシンプルなルールにすることが大事なのだ。

このルールこそが、1のルールの数が少ないということだ。ルールをミニマム化することで、最速で、素早い判断をおこなうことができる。あらかじめ、ルールを3つや4つに絞っておくことで、そのルール内に触れるもので取捨選択ができるのだ。例えば法律のように、めちゃくちゃ多い制限があれば動きづらい上に、時間がかかりすぎてしまう。そのために、ルールを重要な3つや、4つに絞ることで最適な判断をより素早くできるのだ。人間はベストな選択はできない。あくまでベターな選択だ。

この著者 ドナルド・サルは、ビジネスの戦略や実行においての専門家であり、マサチューセッツ工科大学の上級講師。次世代のビジネスの第一人者とも言われている。そんな彼の長年の研究と、ルールをつくる基本法則はあなたの選択をより、素早くしてくれるはずだ。

何事においても、ルールをつくることはとても大事なことだ。シンプルなルールをつくって、やることやらないことを一発で決めて、より良い生活をおくってほしい。

 

 

【書評】「ゴッホがいかにしてゴッホになったのか」『ゴッホ展~人生を変えたふたつの出会い~』

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本作では、フィンセント・ファン・ゴッホ氏の画家人生で描かれた作品とゴッホ氏に影響を与えたクロード・モネ氏、ポール・セザンヌ氏、ピエール=オーギュスト・ルノワール氏他、数々の画家の作品が同時に紹介されている。

また、ゴッホ氏の画家人生は、わずか10年ほどであったが、その間約2000点の作品を制作した。そのなかでも油絵は約860点描き、それは4日に1枚の驚異的なペースで仕上げられたとも言われている。これは、同時代に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチ氏、ヨハネス・フェルメール氏、クロード・モネ氏と比べても遥かに多作なのだそうだ。

しかし、現在の世界的な知名度とはうらはらに、ゴッホ氏の生前に売れた作品は1枚のみであり、生活にも困窮していた。画家としての初期に制作された作品は、全体的に暗い色遣いが目立ち、農民や労働者、貧しい人々の生き方に共感し描いたようだ。現在人々が持っているゴッホ氏の作品イメージとは正反対である。

晩年に描かれたゴッホ氏の代表作「ひまわり」「麦畑」「糸杉」などは、色鮮やかなところが特徴的だが、それはパリに移り住み、印象派と呼ばれる人々との交流から色彩での表現の虜となり影響を受けたのだ。

本作の一番の見所は、ゴッホ氏の愛した作品「糸杉」である。空に届きそうなほど真っ直ぐに伸びた糸杉からは、自然のエネルギーを感じ、頭の中が「糸杉」でいっぱいになるほど糸杉に惹かれたそうだ。

「糸杉」「麦畑」「オリーヴ」は、繰返し描かれたモチーフである。視点の位置や色のバリエーション、構図を変えて数々の作品が制作されたところもゴッホ氏の作品の面白さでもある。

また、映画『永遠の門~ゴッホの見た未来~』でもゴッホ氏の作品が多数紹介されているため、ゴッホ氏の描いた世界をリアルに体験することができるのだ。

『永遠の門~ゴッホの見た未来~』
http://bookrev.horiemon.com/entry/2019/12/01/220000

 

 

ゴッホ展完全ガイドブック (AERAムック)

ゴッホ展完全ガイドブック (AERAムック)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: ムック
 

 

【書評】必殺技は、ガン・フー、マー・フー、ドッグ・フー『ジョン・ウィック : パラベラム』

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本作は『ジョン・ウィック』シリーズの第3作。裏社会に住む伝説の主人公『ジョン・ウィック』は、その世界での掟を破り、追放処分となってしまった。彼の身に賭けられた賞金は1,400万ドル。結果として世界中を敵にまわし、追われる身となった。

彼らの最重要拠点となっているニューヨークのコンチネンタルホテルでは、仕事のオーダーや情報、商売道具が管理され、その社会では、独自の貨幣や組織、ルールに基づき、世界が成り立っている。

本作の見どころは、なんといってもアクションシーンだ。隠れられない広いガラス張りの部屋の中でのアクションやニューヨーク市内を馬とバイクでチェイスするシーンは見ものだ。特に敵のバイクに追いかけられながら、馬上でうまくバランスをとり、馬体に身を隠し、横になりながらも猛スピードで車の間をすり抜けていくシーンは、圧巻である。

ジョン・ウィック』演じるキアヌ・リーブス氏は、50代でありながら数々のアクションシーンをこなしている。ほとんどスタントマンを使わず、本作クランクインの何カ月も前から、柔術、武道、馬術等様々な練習をこなし、撮影に挑んだそうだ。

評者も過去に乗馬クラブへ通っていた経験があるが、走るだけでもバランスをとることがかなり難しい中、敵の攻撃をかわしながら、あのような体勢で走り続けられるのは流石だ。

また、次回作『ジョン・ウィック 4』の製作も決定し、2021年に公開が予定されている。次回作も見逃せないストーリーになりそうだ。

 

 

【ランキング】今週読まれた書評【2019/12/22-28】


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1位

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ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

  • 作者:宮口 幸治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/07/12
  • メディア: 新書
 

 

2位

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まんがでわかる 妻のトリセツ

まんがでわかる 妻のトリセツ

 

 

3位

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ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45

ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45

 

 

4位 

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5位

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6位

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7位 

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8位 

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9位

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10位  

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【まとめ】HIU書評ブログメンバーによる2019年の一冊

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今年も1年間ありがとうございました。毎日更新し続け今年も365書評。書評ブログメンバーが今年読んだ中で印象的だった1冊をまとめました。

 

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ビジネスマインド厨が多い現代に置いて、本来人間はその外側で絆を深めることが大切であるということが再認識できた。人類において元来大切なことは仲間を守ることだけ。仲間を作るには損得勘定の外側で絆を深めることが大切。そのために酒を飲んで祭りを行い、夫婦はセックスをする。性愛というのは、無条件の過剰な贈与であることを再認識させられた。リスクやコスパでで性愛を語るクズになるな。

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どうすれば愛しあえるの: 幸せな性愛のヒント

どうすれば愛しあえるの: 幸せな性愛のヒント

 

 

 

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私も当時読書嫌いでした。読書なんてなんの意味があるねんと思っていましたが、この本の「本は、全部読まなくていい」というアドバイスと、国語の授業でやった接続詞の後を読むという方法で、完全に読書にハマりました。来年こそは皆さんに知識を身につけて人生を豊かにしていってほしいです。 

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知識を操る超読書術

知識を操る超読書術

  • 作者:メンタリストDaiGo
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

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女性に共感する能力を獲得したい男におすすめ!

断言しますが、性にモテない男は女性の思考を全く読めてません。

女性の気分をアゲる本質が解ってないから。

どうすればよいのかは実は簡単で、「女性の行動の理由」を学び、「その行動に対する共感」の能力を身につける、そして「女性の全てをリスペクト」こと。

人生を変えるトレーニング方法がわずか20分で手に入る。

読むしかないでしょ!

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まんがでわかる 妻のトリセツ

まんがでわかる 妻のトリセツ

 

 

 

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こんにちは!地方公務員です。
今年は著者の木下斉さんに何度も拡散してもらい、たくさんの人にこの書評を読んでいただきました。
職場の先輩から「あなたが描いたんでしょ?」とメッセージ来たときは震えました。
我ながら良い出来なので既に読んだ人も、もう一度ど読んでほしい。 

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稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)

  • 作者:木下 斉
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2015/05/08
  • メディア: 新書
 

 

 

探究心の赴くままに行動してみる。前例がなかったら自分で作る。やりたいことに向かって突進していく姿は読んでいて爽快だ。
馬での移動、言葉の壁、資金不足。道中は困難だったはずだが、手記は楽しげなのである。
旅に出たくなる一冊。この本を読んでトルコ に行ったのは私だけではないはずだ。

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明治の建築家 伊東忠太 オスマン帝国をゆく

明治の建築家 伊東忠太 オスマン帝国をゆく

 

 

 

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お鮨好きな人は多いと思うが、本書の内容は著者と鮨職人による業界ならではのビジネス目線の話しだ。海外には日本人なら誰もが驚くような「謎のお鮨」が出回り、それに気づいた多くの外国人は「本物のお鮨」を求めて来日している。そのため、現在はやり方次第で、日本にいながら70億人をターゲットに記憶に残る素晴しい体験をサービスできるチャンスがある。そんなビジネスの面白さを彷彿とさせる本である。

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堀江貴文VS.鮨職人 鮨屋に修業は必要か?

堀江貴文VS.鮨職人 鮨屋に修業は必要か?

  • 作者:堀江貴文
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2018/12/14
  • メディア: 単行本
 

  

 

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この本が発売されたのが7月。私は、11月に宮城県白石市で将棋大会を開催したが、とても参考になった。将棋大会の企画立案、SNSでの情報発信、クラウドファンディング等の際にこの本の考え方を思い返しながら取り組んでいた。当日の来場者は20人と盛況だった。
ぜひ、行動しながらも思い通りに行かずに少しネガティブになっている人に読んでもらいたい。根拠のない自信が最高!ツッコミどころのある人間になれ!毎日発信しよう!

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【書評】今の生活をもっと豊かにするのは睡眠だ!睡眠さえよくなれば、だいたい良くなる!『スタンフォード式最高の睡眠』

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睡眠は人生において「必要不可欠なもの」のひとつである。そして、この本はあなたの睡眠を史上最高にする。

結論から言ってしまえば、睡眠とは最初の90分で決まる。最初の90分が肝心なのだ。眠りの質を高める習慣術を行うことで、最高の90分は手に入れることが出来る。最高の睡眠がとれれば、寝ているだけで自律神経が整い、グロースホルモンの分泌、脳のコンディションの向上が得ることができる。

では、本書から最高の90分を手に入れることが出来る方法を1つ紹介しよう。最高のすいみんには体温が肝心となってくる。体温は上げて・下げて・縮めることが大事になってくる。皮膚温度と深部温度の差を縮めることがいい睡眠をとるためにとても重要なのだ。そのために90分前に入浴、シャワーなどを行い、室内温度はやや涼しいと感じるぐらいにするといい睡眠が取れる。

著者である、西野さんはスタンフォード大学医学部精神科教授。一般社団法人睡眠研究機構の代理理事であり、睡眠の最前線いる人だ。その人が睡眠について書いてくれているのだから、きっといい睡眠がとれるはずだ。一度試してみてほしい。

睡眠とは最も私達が行っている行動だ。人生の3割ぐらいは寝て過ごしている。その睡眠時間をより効率良くするのは最も合理的な考え方ではなかろうか。さぁ皆さんも毎日を変えていこう!まずは睡眠から!

 

スタンフォード式 最高の睡眠

スタンフォード式 最高の睡眠

 

 

【書評】全人類に告ぐ。この本があなたの人生を変えるアイデアになる。 『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』

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この世には沢山の人がいます。沢山の個性を持った人がいる。だがしかし、ほとんどの人は普通の人で終わってしまう。私達が生き残る上で大事になっていくのはオリジナリティだ。本書はこのオリジナリティを心理学的エビデンスに基づいて考察してくれている。

変化を生み出す「創造的破壊」というものがある。これは、現状のやり方をぶち壊す考え方である。この「創造的破壊」こそが世界を変えていく。幾ら小学校3年生から、ベクトルが解ける天才であっても、この「創造的破壊」がなければ、世界を変えることは出来ない。ホテル業界に革命を与えたAirbnbや、タクシー業界に革命を与えたUberなども「創造的破壊」によって生まれたものである。既存のやり方をぶち壊し、考え方をぶち壊す、それこそが「創造的破壊」である。

だが世間一般では、「創造的破壊」などリスクを侵さなければ、オリジナリティは発揮できないと思われている。借金をして、リスクを侵してこそ成功できるのだと。だが実際はそんなことはない。多くのオリジナリティを持った人間が、リスクを出来るだけ最小限に抑えようとしているのだ。例えば、就職しながら起業する。これは、統計データでも会社を辞めて起業するよりも、2倍近く廃業になりにくいというデータがある。確かにいわれてみればそうである。就職をしながらの方が安定しているので、心に余裕が生まれる。その上、本業の方も、起業した会社の事業をしたいからできるだけ効率良く終わらせようとする。そうなれば、仕事が早いと思われて就職している会社でも昇給していくのだ。世界的に有名なMicrosoftをつくったビル・ゲイツも、リスクを出来るだけ最小限に抑えることで有名であった。売れている事業を継続しながら、新しい事業をはじめるといったようにだ。

この本は、ペンシルベニア大学ウォートン校終身教授、組織心理学者アダム・グラントさんの著者である。アダム・グラントさんは、Googleやディズニー、国際連合などのコンサルや講演活動も行っている。その人が、オリジナリティについて調べ、私達にオリジナルになる方法を教えてくれている。

あなたも、自分を生み出す力を手に入れて、自分の人生を豊かにしてほしい。次に世界を変えるのはあなただ。

 

 

【書評】副業から考える起業 あなたの好きなものはなんですか『働きながら小さく始めて大きく稼ぐ0円起業』

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働き方改革の一環として「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が政府から出された2019年。企業においても、副業解禁の流れがうまれてきている。

本書は、シェアリングエコノミーやSNSなどを活用した、初期投資、リスクの少ない起業の勧めについて書かれた本である。

起業テーマの選び方の一つに、好きなものは何か、という基準があった。安易に趣味を仕事にするということではなく、好きだから続けられる、人より圧倒的な努力ができる、という意味であり、事業立ち上げをした当方にとっても、共感できるポイントだった。

総じて、自身のスキルの棚卸しをすること。つまり、外の世界で何が役立つかを考えるということなのだと思う。そして、まずは小さくやってみる。トライアンドエラーを重ねて、行動することが大切なのだろう。

小さく始めても、0円起業であっても、経営者マインドは醸成されると思った。サラリーマンとは決定的に違う、自分の事業に対して自分で意思決定や経営判断をするという経験。それは、小さな範囲の話かもしれないが、企業内でその立場になるのにかなりの時間を要すると考えると、当事者にとっては何物にも替えがたいものではないだろうか。

気軽に起業しましょうということではない。完全にノーリスクでやれる起業などないと当方は思う。でも、今の時代なら、本業で安定収入を確保しつつ、自分の得意なことを外で試せるチャンスがある。それを少しずつ太くしていくと、キャリアが複線化する。そして、行き道がたくさんある人ほど強い。

副業からはじめる起業を考えている人に、参考になる書籍だと思う。

 

働きながら小さく始めて大きく稼ぐ【 0円起業 】(ゼロ円起業)

働きながら小さく始めて大きく稼ぐ【 0円起業 】(ゼロ円起業)

 

 

 

【書評】こんなPOPな戦国時代みたことない!武将達が、SNSにハマったらこうなるのか!戦国時代がわかる面白い歴史本! 『インスタ映えする戦国時代』

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世は戦国時代。数多くの武将が全国に存在し、毎日のように戦いが各地で繰り広げられてきた。SNS上でも、、、

信長が、1571年延暦寺の焼き討ちを行なった。延暦寺焼き討ちの前年、浅井長政軍と対立した際、浅井軍が比叡山にこもり、延暦寺もこれを助けたということで、その報復に炎上させたという信長のやりすぎエピソード。

だが、これはSNS上でも大炎上していた。信長は、延暦寺を炎上させた後、ツイートで呟き、SNS上でも大炎上。実際、有力大名からも大批判が起きていた。

このように、歴史と現代のSNSをうまく連動させ、歴史に苦手意識がある人でも、読みやすく、読むのが楽しいと思える一冊。歴史は堅苦しイメージがあるが、ここまでpopでいかにも女子ウケしそうな本は見た事ない。スエヒロさんが描く面白くて笑える歴史本をぜひ。

現代は歴史の繰り返しである。今起こっていることは大抵、歴史で起こった出来事を形を変えて起こっているだけである。歴史を知ることは、今を知り、未来を予想することにもなるのだ。戦国時代は、苦手意識がある人もあるだろう。だが、この本ならtwitterをみるとき、Instagramをみるときと同じ心持ちでみれるはずだ。さぁ、歴史を見に行こう。

 

インスタ映えする戦国時代

インスタ映えする戦国時代

  • 作者:スエヒロ
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2019/06/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)