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著者は東ロボくんと名付けた人工知能で東大合格を目指すチャレンジを続けてきた数学者です。この本では著者が東ロボくんチャレンジや並行して進めてきた調査から推察するAIによる未来を描いています。
本書では、東ロボくんチャレンジや学生の学力テスト結果から、AIと人間それぞれの得手不得手について考察しています。具体例を元に説得力のある考察を展開していて、AIとは何なのかについて理解を深めることができます。
さらに、著者は調査結果から推察するAIと共存する未来についても描いています。AIと人間の得手不得手を元に、今後生き残る職業や企業が求める人材像について鋭い考察を繰り広げています。
本書を読めば、AIとは何か?私達の生活や仕事にどのような影響を及ぼすのか?がよくわかります。そして、AIと共存する未来を生き抜くために今何をすべきか?について考えるヒントを得られます。
技術者のみならず、これからのAI時代を生きる全ての皆様にオススメの一冊です。
【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち
本作品は、25年前にアニメーションとして登場したが、今回は実写もアニメーションも超えた「超実写版」として映画の世界で生まれ変わった。景色やキャラクターなど、全編CGのため、現在のその技術を確認することも面白さの一つである。
評者にとって『ライオン・キング』と言えば、ミュージカルの印象が非常に強い。しかし、正直なところ鑑賞前は、どのようにして人が野生の動物たちを演じるのかが、とても気になっていたが、ストーリーが始まると、そのような疑問を一気に払拭させるほど、とても感動的であった。
本作では「超実写版」というだけに、アニメーションやミュージカルとは、また違った映像美を随所に確認することができる。特に、キャラクターの毛並みの流れがとても美しい。それぞれのキャラクターが動いた時の躍動感や、風になびくその様子は、まさに超リアルである。
そして、25年前から変わらぬテーマは「サークル・オブ・ライフ(生命の環)」だ。ストーリーでは、分かち合いや人との繋がり、人のためにできること、そして「生きる意味」についてのメッセージが込められている。命の繋がりにより、誰もが世界中の誰かを支え、すべての人には、この世に生きる意味があるというとても深い内容だ。
さらに、友情や愛情、序列、グループ間の対立、挫折等、サバンナの世界で生きるキャラクターを通しての、人生の縮図が描かれている。
ディズニーの作品は多数あるが、気に入った作品は、映画やミュージカル等で度々鑑賞している。ディズニーのストーリーの面白いところは、コミカルなキャラクターを通して、実際には人生での生きる術を伝えているところだ。そして、その本質を読み解くことにより得られる教えはとても興味深い。
まだストーリーを知らない人は、映画やミュージカル、または本からでも知っておくと、今後の人生に役立つことがきっと見つかるだろう。
いやー、この本を毎日復習しながら仕事をすること2週間。おそらく社内トップクラスにExcelが速くなった気がする。そんな本である。
評者は研究開発職のため大体毎日Excelでグラフを書いている。しかし独学で覚えたものだ。いくつかのショートカットキーは使うがほとんどはマウスでの操作だ。
この本はExcelを速く使えるようにするためだけの本だ。セルの移動が速くなれば、タブを速く移動するだけでどんどん速くなっていくのが実感できた。
例えば、ctrl+矢印、sift+矢印、ctrl+sift+矢印。これを使うだけで、セルの移動の時間やグラフ作成の時間が革命的に速くなる。これまでグラフを作る時にドラッグをしてデータをなぜ選択していたんだろう。あの時間を返して欲しい。あれが全て0.5sあればできるものだったとは。
他にも文字のサイズの変更だとか、文字の色の変更だとかマウスでやるとちまちまと結構時間がかかるが、キーボードでやるとほんの一瞬だ。
毎日仕事でExcelを使う人は本当に早めに読むことをオススメする。この本を読まずにExcelを使い人生を無駄にするな。
都心で真面目に働く大人たちは、毎日がとても忙しく、あまり遊んだことがなめ、遊び方さえわからないそうだ。本書では、いかに「遊び」人生を楽しむか。時間を忘れてのめり込むための「成毛流の遊び方」がまとめられている。
遊ぶことには、たくさんのメリットがある。一つの遊びを極めずに広く浅く楽しむと、様々なジャンルの遊びが掛け合わされ、思わぬ面白さを生む可能性があると言う。また、遊びを続けていくと上達し、それが自信となる。さらにその延びしろを実感できると、仕事にもいい影響を与えるそうだ。
そして、好きなことを探すこと自体も楽しい遊びになると言う。それには「旅」がいいそうだ。評者が2年間所属しているHIU(堀江貴文イノベーション大学校)には「合宿」がある。それは著者の言う遊び探しにはうってつけだ。さらに、本書でも遊びを知っている「できる大人」の代表として主宰者である堀江貴文氏が紹介されている。
評者は、普段から主宰者の本を読んだり、対談などを聞き、仕事の仕方や考え方など、主宰者の方向性は理解しているつもりであった。しかし、評者が参加した佐渡合宿で開催されたレースで「夢中になる」主宰者の姿を目の当たりにし、非常に驚いた。
主宰者は「夢中になる」ことについて著書で伝えているが、それは評者が想像していたものとは全く異なるレベルであったからだ。もちろんレース参加者は、誰もが優勝を目指して夢中になっていたが、主宰者の「夢中」レベルは、間違いなくダントツ1位であった。それほどの気迫が感じられた。
合宿に参加したことにより、思いがけないタイミングで、主宰者から「夢中になる」という意味合いを、しっかりと学ぶことができた。評者自身の物事に対する「夢中」度合いは、まだまだ甘いと感じた。
自分が体現して伝えるということは、メンバーにとっては、記憶に残りやすく、楽しんで学べるが、なかなかできないことだ。そんな伝え方のできる主宰者は、非常に面白い人だ。
頭ではわかっていても、理解できていないことは意外と多い。次はどんな場面で主宰者からの新たな学びがあるかと思うと、とても楽しみだ。
一見仕事とは関係なさそうに見えることからの学びは、とても衝撃的で、印象深く、その都度自分について考えさせられる重要なものだ。そこには、仕事とか遊びとかは関係ない。このようなことが著者が本書で伝えたかったことだろうと考える。
HIUの合宿や万博、定例会等のイベントに参加すると、毎回必ず「仕事とは、そういうことなんだ」と思わされることを主宰者から自然と教わっている。それは日常ではなかなか知ることができない、非常に貴重な経験だ。
そんな学びの多い次回の合宿は、10月末に予定されてるため、今から入会しても参加可能だ。もちろん合宿の他にも、著者が本書で薦める多くの人生を楽しむための遊びがここにある。
詳細は、こちらから
http://salon.horiemon.com
大人はもっと遊びなさい 仕事と人生を変えるオフタイムの過ごし方 (PHPビジネス新書)
本書は元派遣職員の新米社会保険労務士ヒナコが、勤務している社会保険労務士事務所の取引先企業で生じている労務問題の解決に立ち向かう姿を描いた短編小説集である。
社会保険労務士とは、採用や退職までの労働・社会保険の相談に応じたりする総務関係部署の業務を支援する、いわば労働のスペシャリストである。だが、ヒナコは専門家としてただ労務関係の知識を伝えていくだけではない。時には反発されながらも、雇用者にも労働者にも寄り添うために奮闘する。まっすぐひたむきな姿はつい頑張れ、と背中を押したくなるようなキャラクターだ。彼女の数年後の成長した姿を描いた続編があれば是非見てみたいと感じた。
本書ではパワハラ、産休・育休、残業代、みなし労働、労災、ブラックバイトといった現代に即した題材を取り扱っており、専門書を読むのはハードルが高いと思っている人にも気軽に読める内容である。社会保険労務士の仕事内容を知りたい人、人事・総務関係の仕事に従事する人、そして労務関係の知識を高めたいと感じている人におすすめしたい。
本作品は、イギリスのミュージシャン、エルトン・ジョン氏の人生について、実話をもとに描かれたストーリーである。また、大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディー』の監督の交代劇で注目され話題となったデクスター・フレッチャー氏が監督を務めた。
エルトン・ジョン氏は、世界中の誰もが知るスーパースターである。背中に大きな羽を背負い、オレンジ色の派手なステージ衣装に身を包みながら、突如現れた先は更正施設のグループカウンセリングであった。そこから、ストーリーは始まる。
主人公は、子供の頃から両親が不仲であったこともあり、常に孤独を感じ、満足な愛情を受けずに育った。しかしそんな彼には飛び抜けた才能があった。それは、音楽だ。そして、寂しさを紛らわすかのように音楽に夢中になっていった。
毎回世界中のファンで会場を埋め尽くすほどの人気となったが、その裏では、人生に迷い、苦しみ、複数の依存症にも悩まされていた。どんなに人気が出て、知名度も上がり、誰もが羨むステータスを手に入れたにも関わらず、心の寂しさを拭いさることはできなかった。
家族や知人を招いた豪華なホームパーティーを行っても、自分の心にはさらなる疎外感が増すばかり。信頼していた恋人にも裏切られ、心が満たされることは、なかった。
そんな自分を奮い立たせるためには、あの派手なステージ衣装が必要であった。そして、それを身につけることにより、おどけたエンターテイナーを演出していたという悲しみの裏返しだったのだ。
そんなエルトン・ジョン氏の現在は、心を満たしてくれるパートナーと子供にも恵まれ、平穏を取り戻したそうだ。スーパースターでないとわからない、栄光に隠れた心の闇が表された作品であった。自分にとって、本当に大切なものが何かを考えさせられる作品である。
昨今、イノベーション創出が叫ばれて久しい。大企業ほど、既存事業の深耕にエネルギーを奪われて、新規事業創造にリソースを割くことが難しい。
知の進化(既存事業)と知の探索(新規事業)を両立するポイントは、強力なリーダーシップであると本書には書いてある。また、既存事業が新規事業創造の足を引っ張らないように、そして、双方の経営資源を融通しあえるように、動かす必要がある。
本書には、数多くの企業事例が登場し、栄枯盛衰を教えてくれる。
生き残っている企業は、両利きの経営をするだけの、経営者の器があるように感じた。
両利きの経営に必要なのは、専門分野の知識でもなく、資金力でもなく、揺るがないリーダーシップ力であることを思い知らされた。
これから、会社経営を考えている方や、新規事業担当になった方は必読の1冊。
一斉を風靡した、フレデリック・ラルーの著書【ティール組織】実は、この自律的組織にたどり着くことができるチームはほんのわずか。
宇宙兄弟に出てくる登場人物や、ジョーカーズ(宇宙兄弟で同じミッションを持ったクルーのチーム名)を例に出しながら、チームビルディングの過程を丁寧にわかりやすく説いている本です。
個人的には、ムッタのリーダーシップスタイルが大好きで、ここの分類でいうと『ファシリテーター型』に該当するらしい。ワークシートがついているので、4つのリーダーシップスタイルについて、自分のスタイルを診断するのもおすすめ。
何より、要所要所に宇宙兄弟、名場面のコマそのものが掲載されており、宇宙兄弟ファンはたまらないはず。筆者長尾氏は小山先生と何度も打合せを重ね、正式に監修を受けています!
宇宙兄弟、チームビルディング、心理的安全性、ティール組織に興味がある人はぜひ手に取ってみて欲しい。
複数の異性からモテ、楽しそうな人生をSNSにアップしまくるリア充、一方で仕事もなく引きこもり、禁欲生活を送る下級国民。なぜこの差が出たのだろうか。
その1つには団塊の世代の存在がある。団塊の世代が中年となった時不況が来た。この時に終身雇用を守るために、団塊の世代は既得権益を守り若手が犠牲になった。
この時、大卒と非大卒の間で大きな差が開き、上級国民と下級国民に分断が起きた。上級国民国民は金にも異性にも恵まれ、下級国民は禁欲生活を送る。
さて、本書はいつも通りの橘玲節が炸裂している。いかにも炎上しそうなテーマだ、大卒、団塊の世代、上級、下級、一夫多妻、セックス格差。これらテーマをロジカルに展開する様子は心地よい。
タイトルにも書いたが、団塊の世代が引退した今、やっと働き方改革ができるようになっただろう。一方で問題は年金問題に移行しただけだ、原因は団塊の世代。
炎上を狙った本であるため賛否両論は別れるだろう。しかし、どれも嘘ではない。橘玲や藤沢数希ファンの方には是非おすすめである。こんな文章書けるようになりたいなぁ。