HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】覚えることはたったの3つでした『カメラはじめます!』

周りからよく耳にする趣味の一つであるカメラ、私自身“やってみたい”と思うことは何度もあった。しかしその先の行動まで繋がらない。理由は1つ、“何となく難しそうだから”だ。

撮る行為そのものであればきっと簡単だ、スマホのカメラ機能を使って日常的に行なっている。ただし一眼レフの購入を検討しようとすると、なかなか踏ん切りがつかない。いざ購入し撮ろうとすると色々覚えることがありそうで、急に気持ちが億劫になるのだ。

そんな気持ちになってしまい、“趣味はカメラです”と言えずにいるのは私だけではないのではないだろうか。そんな方はぜひ本書を手に取ってほしい。“本を読まない人のための出版社”と掲げるサンクチュアリ出版が発行している本書は、漫画や写真で一つ一つのテーマがとてもわかりやすい。1つの知識を覚える前と後の写真を掲載し比較してくれているので、その知識がどれだけ役に立つのかも非常にわかりやすい。

カメラという趣味はきっととても奥が深いのだろう。でも、その入り口に立つにはたった3つのことを覚えればいいのだ。それは何か、ぜひ本書で確かめてほしい。ちなみに私は本書を読んで一眼レフを購入しました。

カメラはじめます!

カメラはじめます!

【書評】大切な人の最期に、私達がしてあげられること『素敵なご臨終』

 

大切な人の最期の時、あなたに何ができますか?
大事なのは、その時が来る前に私達が出来る事と正しい知識を「知る」ことである。

家族や友人は、患者のことを最もよく知る理解者である。
痛みや苦しみを緩和する役割は、おそらく医師よりも家族や友人なのである。
だからこそ医療素人の我々が「患者の状態を正しく理解する」ことが大事なのだ。

また「モルヒネ」という薬をどのような薬であるか説明できるだろうか。
名前だけ見て「危険!」と判断する方は非常に多いのではないか。
実際はモルヒネを使うことで、海外旅行に行くこともできるし、仕事をすることもできるようになる。
正しい知識を身に着け、患者の幸福度を上げることが、患者の苦痛緩和に繋がるのではないか。

人には必ず死が訪れる。
その時ほとんどの人が「幸せだった」と思えるような最期を迎えてほしいと思うだろう。
最後に「全ての人に役立つように」との記載もあるように、本書には廣橋氏の優しさと、熱い思いが詰まっている。

【書評】「あとどのくらい子宮を堀り続ければいいんですか」という産婦人科医の悲鳴を全ての女の子の親は深く受け止め考えて欲しい 『10万個の子宮』

日本人の2人に1人が癌になり、3人に1人は癌で亡くなっている。

そんな中、医療がどんどんと進み、癌は早期発見の場合、ほぼ治せるようになっただけでは無く、予防できるようになってきている。
しかし、日本では癌が予防が出来る様になって来たにも関わらず、多くの人が予防出来るという事を知らずに、相変わらず癌にかかって、癌でなくなっていっている。

この本は予防接種で防ぐ事ができる「子宮頸がん」を多角的に取り扱った本である。

何故、先進国の中で日本だけが子宮頸がんの原因となるウイルス、HPV(ヒトパピローマウイルス)の予防接種率が異常に低いのか、その原因をご記憶している方も多いだろう。

2012年、思春期の女の子はHPVワクチンが定期接種となっていた為に、ワクチン接種率は70%近くあった。

しかし、女の子が異常痙攣を起こしたり、文字を書けなくなる等、HPVワクチンの為に重篤な薬害が出たというニュースが世間を飛び交い、映像の強烈さから多くのニュースで取り扱われた。

HPVワクチンは重篤な副作用を起こすものではない事は科学的に世界で証明されているが、日本政府は面倒臭さから、サイエンスより感情を優先して定期接種を辞めてしまった。
そして日本政府は世界で初めて、HPVワクチン被害での国家賠償請求まで起こされてしまった。

その結果、今HPVワクチンの接種率は1%以下となっている。
産婦人科医はこれから先、子宮頸がんに掛かった患者から子宮を堀出し続けなければならない。
恐らくこれから10万個は掘らないといけないと筆者は予言しこの題名をつけている。

「子宮頸がんは若くしてかかる」

想像して欲しい、まだまだ夢も先もあると思ってたあなたの娘さんが、子宮頚がんにかかり、子供が産めない体になったり、亡くなってしまったりする事を。
ぜひ、この本を読んで科学的に思考する訓練を積み、深く考えて欲しいと思う。

オールタイムベスト書評100|②STEM

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HIU公式書評ブログではこれまで数多くの書評を紹介してきました。


しかし、その数は膨大となり、読まれるべき書評、読まれるべき本の検索性が低下してしまっています。

そこで、まもなく1000編を迎えようとしている書評の中から『オールタイムベスト書評100』をまとめました。

今回は第2弾として『STEM』に関する書評を選定。基準はこれまでの売り上げ冊数、記事のPV、運営からの推し、今回全部で7つの書評が選ばれました。有料とはなりますが、厳選された良質な書評のみ見ることができます。

 

STEMを身につけてこれからの世の中で生き残れる人になりましょう!!

※なお、今回初回限定で200円での販売となっています。今後値段変更、アップデートも考えられますので今のうちにお買い求めください!。
※また最終100書評を厳選予定ですがマガジンで購入すると今後のアップデート分全てが読める予定ですのでマガジンの方がお得となっております。

 


目次
・笑いたいならこれでいいでしょ
・アップデートのための必読書
・人類を最も興奮させた数式
・フリじゃないです!
・めっちゃ上品!知性溢れるエロス!いや、ほんまに。
・好きなことに没頭しよう
・勉強ばっかりしないで、ゲームでもしなさい!

note.mu

 

 

【書評】1700年前のインドの性愛論『カーマ・スートラ ─まんがで読破─』

カーマ・スートラとは1700年前に書かれた愛の聖典であり、愛の大切さ、よい男女の関係について書き留められているものである。


カーマ・スートラによると少年時代に財産の獲得方法と拡大方法を学び、青年時代にはカーマ(愛)の快感について学び、老年には儀式などについて学ぶのが人生の目的だと記されている。


人間は動物と違い年中発情期なため性に対する知識が必要であり、聖典は作られた。


聖典の中では女性が身につけるべき美徳、品性、考え方、あるいは男が女を口説く時の作法、その時の口説かれ方。口説いて良い女、口説くべきでない女。


複数のキスの仕方、する場所、ハグの仕方、体の叩き方、引っ掻き方、つねり方。男女の快感の違い。男女の性器のサイズごとに場合分けされた快感の強い体位。


一夫多妻社会での関わり方、自分より前の妻はお母さんのように、後の妻は妹のように接せよ。


一気に羅列してみたが、以上のような現代でも通用するような男女のあり方がしるされている。反対に言えば1700年経っても愛の形は同じだ。


時間を超えても不変な愛について学ぶための入門としてこの漫画で学ぶのをオススメする。そして、ぜひ原書も読んで見てほしい。

カーマ・スートラ ─まんがで読破─

カーマ・スートラ ─まんがで読破─

【書評】人類滅亡後数千年後の地球で復活した少年2人が科学を再建し国を作り宇宙を目指す!?物語『Dr.STONE』

ある日、人類は謎の石化により滅亡してしまう。主人公の1人は好きな女の子に思いを伝え損ねたため、その思いが強く?3700年後に復活する(復活した理由はまだ明らかになっていない)。

もう一人の主人公はいわゆる天才少年だ石化から意識が飛ばないように秒数を数え5700年をカウントしきり復活した。

物語は天才少年によりテンポ早く動き出す。科学が滅びた世界だが少年の頭には科学がインストールされている。国を支配し圧倒的スピードで科学を進める主人公により、電気、抗生剤、コーラ、ラーメンまでもが再現される。

一方で、それを嫌がるのいわゆる脳筋国も出来上がる。科学大国VS武闘派集団国による攻防戦は夢中になって読んでしまう。

さて、本書はとにかく、今風というかテンポが速い速い、道筋を描きあっという間に発明が完成していくのは見ててここ心地よい。

科学好きだけでなく、現代の漫画を読むといった意味でも本作は非常に面白い作品となっている。

【まとめ】HIUメンバーがおすすめするスポーツに関する本

  ・『光り輝くクズでありたい』

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AV男優しみけん ~光り輝くクズでありたい

AV男優しみけん ~光り輝くクズでありたい

 

 

 

  ・『あひるの空

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あひるの空 コミック 1-49巻セット

あひるの空 コミック 1-49巻セット

 

 

 

・『ピンポン』

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 ・『筋トレが最強のソリューションである』

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筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法

筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法

 

 

 

 

 ・『七帝柔道記』

 

七帝柔道記 (角川文庫)

七帝柔道記 (角川文庫)

 

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  ・『はたらく人のコンディショニング辞典』

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強いカラダ・ココロ・アタマをつくる はたらく人のコンディショニング事典 (Business Life 2)

強いカラダ・ココロ・アタマをつくる はたらく人のコンディショニング事典 (Business Life 2)

 

 

【書評】吉原の花魁は性奴隷なんかではなかった!『吉原の真実』

1〜2時間で読める位の薄さながら、目から鱗の話ばかり。江戸時代の風俗事情の勉強になるだけでは無く、一般庶民がどういったお給料をもらって生活していたのかとか、江戸の庶民の暮らしが良くわかる一冊となってます。
全ての項目で、一般庶民と遊女の対比で教えてくれます。
例えば、労働時間。一般の商店、大工さんや行商人、屋台の人間はどれくらいかを職業別に詳しく紹介してくれていますが、1日5〜8時間労働と割と軽め。
そして大店、例えば呉服三井越後屋の従業員達の労働時間は15時間と結構過酷です。今、こんなに働かされたらブラック企業と揶揄されそうです。
それに対して遊女は?それは本書でお楽しみ下さい。

こんな感じで、給料の一般庶民との比較や、この当時どれだけの稼ぎがあれば家族を持てたかとか、吉原以外にどんな風俗形態があったのかとか、「えーそうだったんだ!」という話が盛りだくさんです。花魁って結構女の子に憧れられた職業だったってことも分かります。

最後に江戸の男の悲しい川柳を

とりも啼け鐘も鳴れ鳴れふられた夜

せっかく吉原に行ったのに、何にもできず朝を迎えてしまった花魁に振られた男の歌です。
こんな歌が多数残っていますが、吉原の花魁達には客を断る自由もあった事を示してます。
お金だけ払って、何も出来ずに帰る江戸の男達の物悲しさ。
悲し過ぎるやろー!!!
なんか泣けてきた

吉原の真実 知らないことだらけの江戸風俗 (自由社ブックレット10)

吉原の真実 知らないことだらけの江戸風俗 (自由社ブックレット10)

【note】オールタイムベスト書評|ビジネス読み物

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HIU公式書評ブログではこれまで数多くの書評を紹介してきました。


しかし、その数は膨大となり、読まれるべき書評、読まれるべき本の検索性が低下してしまっています。

そこで、まもなく1000編を迎えようとしている書評の中から『オールタイムベスト書評』をまとめました。

今回は第1弾として『ビジネス読み物』の書評を選定。基準はこれまでの売り上げ冊数、記事のPV、運営からの推し、今回全部で11の書評が選ばれました。有料とはなりますが、厳選された良質な書評のみ見ることができます。

ビジネス読み物を読み偉人のストーリーからビジネスを学びましょう!!

※なお、今回初回限定で200円での販売となっています。今後値段変更、アップデートも考えられますので今のうちにお買い求めください!。

 

note.mu

【書評】仕事を舐めるな。『なぜ、この人の周りに人が集まるのか―人望力についての実感的研究』

「好きなことをして生きていく。」「協調性なんかいらない。」という書物が近年非常に多くなってます、その考え方に対して、私はたまにカウンターとなる反対意見も聞きたくなります。

“自分らしく”とは、具体的に何でしょうか?職場に“素”で行くこと、それは未熟な自分の人格を周囲に押し付けることであり周囲に不快感を与えることではないでしょうか?未熟なエゴの排泄物を誰かが拭いてくれるという甘えが前提ならば「好きなことをしていきていく」とは、「周囲への配慮を怠り好き勝手すること」になってしまいます。

満員電車で肩肘を突き出し新聞を広げる人、泥酔して席を3席分占領する人、あなたの“自分らしさ”がその部類のものではないか確認しなければなりません。『部長 島耕作』では「きれいごとではつとまらない 販売の第一線で働くには今までの人格を変えなければいけない」とあり、もしかすると他人から信頼されるようになるには時には自分が苦手なこともする必要があるかもしれません。

『人生の勝算』で前田裕二氏は証券会社での先輩、藤井さんに「前田よ、仕事を舐めるな。」と言われます。「株の勉強して投資判断するのが仕事ではない。仕事はゲームで勝つためのルールがあり、お客さんとコミュニケーションをとらなければ仕事は始まらない。お前のその高いプライドはコミュニケーションの邪魔になる。」と言われます。そこから前田氏はプライドを捨てて飲み会で苦手なコールをし、裸同然でアイドルソングを踊ったりしました。その後、課題だった電話営業も非常にうまくいったそうです。

あなたの自分らしくとは何でしょうか?素のままで生きることと周りに人間が集まるためのルールを知りそれを遂行すること、どちらが仕事で上手くいくでしょうか?

あなたは、「仕事を舐めるな。」と言われてませんか? ちっぽけなプライドを守っていませんか?