HIU公式書評Blog

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

MENU

【書評】彼氏いない歴33年そして処女。そんな女の恋愛模様『きょうは会社休みます』

彼氏いない歴33年そして処女。そんな主人公のアラサーこじらせ女子はある日会社の飲み会で記憶をなくし、朝目覚めるとと隣には11個年下のバイト君。記憶のないまま初体験を済ませてしまった。

 


『きょうは会社休みます』。

 


ほとんど有給休暇すら使わず生きてきた主人公。大学の新歓コンパの後にホテルに連れ込まれかけ、断ったことをいまだに引きずるアラサー女子。そんな女の人生が恋愛によって変わっていくのが本作品だ。

 


最近とにかくアラサー女子漫画が熱い!!(私の中で)。本作もドラマ化しているが、『東京タラレバ娘』、『バツコイ』、『高台家の人々』実際はどうかは置いておいて恋に夢見るアラサー女子は非常に良い。非常に甘い。

 


ドラマ化もしてるので本作品も知ってる人も多いが、是非是非みんなもアラサー女子漫画を読んでみよう!!。甘ーい世界でキュンキュンしよう!!

【書評】イラッとしたら、Just like me 『心のざわざわ・イライラを消す がんばりすぎない休み方~すき間時間で始めるマインドフルネス~』

本書では、マインドフルネスにより「今この瞬間」に注意を向け、心を落ち着かせて、脳を休ませる方法が書かれている。それにより、以下のような多くの効果が期待できる。

ストレス緩和
思いやりが持てる
寂しさが減る
不安が抑えられる
免疫機能を高める
痛みを鎮める
炎症を細胞レベルで抑える

WHOによると「健康」の定義は、病気ではないということではなく、「肉体的、精神的、社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」だという。病気になってさえいなければいい、ということではないのだ。

例えば、誰でも日常で「イラッ」とする瞬間はある。しかし、そこでどう対応するかが重要だ。「イラッ」とすると、視野が狭くなり、つい反射的に行動したり、相手を非難してしまいがちだ。

例えば、満員電車に乗れば誰でもイライラしてしまう。そんな時は、Just like me
その人もわたしも同じく頑張って生きていると共感の心を持ち、広い世界で考えれば、頭にこなくなる。マインドフルネスを行っていると、このように変化するという。

何か新しいことを始める。また習慣化させるまでには、つい忙しいから、面倒だからと後回しにしてしまう。しかし、マインドフルネスは、どんなに忙しい人でも、ちょっとしたすき間時間を利用すれば、簡単にできるのだ。

例えば、満員電車の中、信号待ちの間、毎朝の洗顔時、エレベーターの中でも簡単にできる集中力を高める練習だ。

「やらなければいけないこと」と「本当にやりたいこと」は同じではない。自分は本当はどうしたいのか。また、自分は何のために生きるのか。マインドフルネスは、本来の自分を取り戻し、満足いく人生を送るためのものである。

心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス

心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス

【書評】自分の苦しい感情の源に気づき、向き合ってあげるとは?『心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス』

現代には休みたくても休む暇もなく、忙しいと感じている方はたくさんいるでしょう。そんな人に知っていただきたい、心を落ち着かせて脳を休める「マインドフルネス」について解説された書籍である。

簡単に説明すると「マインドフルネス」とは、「今この瞬間」に注意を向けた状態ということ。それを目指すためのエクササイズのひとつが、マインドフルネス瞑想だ。

ビジネスパフォーマンスとリーダーシップ、心身の健康などの向上のためのプログラムとして、世界中の企業にて実施されている。実際に効果が出ているという研究結果が寄せられており、「ヒステリックに怒る」ことがなくなったり、「感情的になりにくくなった」というデータが挙げられている。

現代を生きる人たちは、みんながんばっている。でもそのがんばりに苦しんでいるのではないのか。そのがんばりは「ねばらない」とか「こうすべき」など、無意識のうちに自分を不自由にしている、これまでの時代の常識やルールから生まれたものでないだろうか。

そんながんばりとともに生まれている苦しい感情の源に気づくこと、向き合うことが自分の幸せの感度を高めることにもなり、本来の自分が進む方向に気づく感度を高めてくれるでしょう。

心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス

心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス

【書評】ラッキーピエロから経営戦略を学ぶ『B級グルメ地域No.1パワーブランド戦略』

皆さんは、北海道の函館市函館市近郊のみに15店出店している「ラッキーピエロ」というハンバーガー店をご存知だろうか。函館ではマックやモスよりも人気があるハンバーガーチェーンだ。GLAYのメンバーや堀江貴文氏も好きなお店だ。本書ではこの「ラッキーピエロ」経営戦略や沿革、経営者の思いなどが社長自身の言葉で描かれている。

ラッキーピエロの社長は高校時代から図書館で沢山の本を読み、ラッキーピエロを開店してからも経営学ブランディングなどを本やセミナーで学んだそうだ。だからこそ、一朝一夕では思いつかないような考えがこの本にはたくさん書かれてる。そして、小さい組織がマックやモスのような大企業に勝つためヒントが散りばめられている。

例えば、店員とお客の距離が近くなるように、ラッキーピエロ自体をコミュニケーションの媒介にしてるそうだ。そのため、トイレが汚れてたらお客が勝手に掃除してくれたりもする。堀江貴文氏はこれからの飲食店で生き残るのはスナックだとよく言っている。ラッキーピエロもコミュニティの場であるスナックに近い、飲食店として生き残る可能性が高いはずだ。
この他にも本書にはラッキーピエロの戦略などが書いてある、ブランディングやマーケテイングを学ぶ人にとって役に立つ1冊になるだろう。

B級グルメ地域No.1パワーブランド戦略

B級グルメ地域No.1パワーブランド戦略

【書評】自然に湧き上がってくる興奮や欲情とは無関係に勃起したり、射精したりしなければ成り立ちません。『うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する!』

「生涯現役」、「ドン・ファンとはおれのことだ!」、そんな読者の声にならない声が聞こえてきます。皆さんは「セックスしたい」と「セックスができる」の違いを理解していますか?

「性欲は三大欲求の中でも特別なもの」と森林原人氏(セックスすると相手をすぐに好きになる純情バズーカ)は著書「セックス幸福論」で発言しています。その理由は「性欲だけ他者との関わりを求めるから」です。つまり「相手」がいなければ、本質的には満たすことができません。

そうです。「セックスができる」とは「相手」が存在しています。それは金銭的に余裕がある人かも知れませんし、素晴らしいパートナーがいる人かも知れません。しかし、その大前提に「勃起」が必要です。「勃起」できなければ話になりません。

AV男優の方は相手の女優が自分の好みであろうとなかろうと勃起させる職業です。現場監督の指示によっては分刻みでシーンを進め、許される誤差は1分以内の場合もあります。「自然に湧き上がってくる興奮や欲情とは無関係に勃起したり、射精したりしなければ成り立ちません。」とは森林原人氏の言葉です。(引用:セックス幸福論)

本書はしみけん氏が「ボッキ力」に関して、勃起の仕組み、勃起と男性ホルモンとの関係、勃起と食事の関係(ボッキ飯)、勃起のための下半身トレーニングが非常に丁寧に分かりやすく書かれており、悩んでいる方にオススメします。

世の中では、なぜかお金を握りだした40代~60代が急に筋トレを始めますよね。皆さん気付くんですよね、お金に余裕ができて、綺麗なパートナーができても自分の金玉の中身は空っぽであることを。「貯金よりも貯筋が大事です。」これがしみけん氏のメッセージです。
勃ち上がれ!読者よ!下半身トレーニングで金玉の中身を補充しよう!

AV男優しみけんが教える うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する!

AV男優しみけんが教える うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する!

【書評】「人とつながりたい私」と「傷つくのは嫌だという私」『友だち幻想』

友だちの数は多いのになぜか寂しい。なんだか友達付き合いに疲れてしまう。
新しい友達は作りたいけど、なんだか怖い。彼氏も彼女のも親ですら一緒にいてもしっくりこない。

「若いうちにぜひやっておきたいことは何ですか?」という質問をアメリカ、韓国、中国、日本の高校生に質問した時、日本の高校生は「一生付き合える友人を得たい」と答える割合が高かったそうです。(日本青少年研究所『高校生の意欲に関する調査』)

大事にしたいけど、大事にできない。大切にしているけど、大切にできない。たまに息苦しく感じてしまう。日本の若者は人とのつながりを重要視していても、どのように築き上げたら良いかが分からなく悩んでいるのかもしれません。

タイトルには「幻想」という文字が入っています。私たち人間は「友達」という他人に何を過剰に求めているのでしょうか?「自分のことを100%理解してくれる人が世の中には存在していつか出会える。」私たちはそんな「理解者」を求め、勝手な理想を押し付けているのかもしれません。

本書は「友達」に対して世の中の常識がもたらす「幻想」や自分が他人や恋人に求めてしまう「幻想」、人間関係に対する「幻想」が書かれており、その問題の解決につながる新しい「友達に対する解釈」が記されており、人間関係に対する見方が広がると思われます。

自分と価値観が100%同じ人間は存在しませんし、白馬の王子様も来ません。
「自分のことをすべて理解してくれる人」ではなく、「自分のことをしっかり理解してくれようとしてくれる人」と出会えることを祈ります。

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)

【書評】石の上には3ヵ月!? 『ビジョンがあればプランはいらない』

本書は著者、夏野剛氏による夏野式「自分の殻を破るための40の言葉」がまとめられている。また、主に以下のことに焦点をあてている。

・後悔しない仕事術
・真のリーダー
・最高の人間関係
・心身の健康
・幸せの原点である家族
・商品開発のパワーの源泉

日本人は、義務教育や固定観念等の影響により、何かやりたいことがあったとしても、どうせ無理だろうと考え、なかなか自分の「殻」を破れない人が多い。もちろん「殻」の中にいれば安全であり、今日と変わらない日々を送ることが可能だが、成長はできない。それで自分は満足できるのだろうか。

そこで著者が、自分の殻を破るための方法の一つとしてあげるのは「殻」と「壁」の違いを見極めるということだ。そもそも「殻」とは、自分の能力不足により、破れないものであり「壁」とは、他人の事情等により、自分の力では動かせられないものだという。

また、現状にしがみつくことばかりが最善ではなく「壁」なら避けて、また再出発したほうがいい場合もあるのだ。

また、壁を気にならなくさせるには、転職、引っ越しなど大きな変化やチャレンジをしてみる。気にならなくなれば、もはや壁ではなくなるともいう。

「殻は破れ、壁は迂回しろ!」

このように、各項目の最後には「夏野式3箇条」がまとめられているため、著書による熱いメッセージが伝わる。

また、常識やぶりの新常識として、著者は「石の上にも3年」ならぬ「石の上には3ヵ月」で十分だという。ITのおかげで昔は3年かかって仕事の適性を見極めていたものが、たったの3ヵ月で業務内容の把握は十分な時代となった。そのため、自分にあっているかどうかを素早く見極め、合わなければ仕事を替えればいいという。

著者はドコモの「iモード」「おサイフケータイ」を世に送り出した第一人者であり、現在のドコモがあるのは、著者のおかげだといっても過言ではない。まさに 偉大な存在である。

本書により、自分の人生のあり方を振り返ることができる一冊である。

ビジョンがあればプランはいらない

ビジョンがあればプランはいらない

 

 

【書評】読解力が無い人の仕事は無くなる???『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

本書の主旨は読解力が無いもしくは必要ない仕事であれば、そう遠くない将来にAIに代替されてしまうというものだ。

皆さんは東ロボくんをご存知だろうか。東ロボくんとは2011年に始まった“ロボットは東大に入れるか”というプロジェクトの愛称だ。著者はこのプロジェクトにおいて、プロジェクトディレクターを務めていた。
結論から言えばこのプロジェクトによってAIが東大に合格することは叶わなかった。しかし議論すべきことはそこではない、AIはMARCHの学部に合格できるまでに至ったのだ。

AIは計算に変換できない処理をすることは難しい。人に得手不得手があるようにAIは“読解”が苦手なのだ。にも関わらず上記の大学群に合格することができた。東大には入れずとも、およそMARCH以下の大学、日本全体の80%の大学には読解力が無くても合格できてしまうのだ。

本書では現在の教育を危惧している。一部の大学は読解力によってスクリーニングはできても、教育によって読解力それ自体を科学的に高めることはできていないのだ。読解力が必要無い仕事からAIに代替されていく。その分空いた時間で好きな仕事をすればよいのだが、おそらく代替された全員ができるわけではない。雇う側の人手不足と雇われる側の読解力不足という、雇用のアンマッチによって経済が衰退していくという主張だ。

本書は研究者の視点で実証結果という根拠を元に語られている。技術が発展する未来に漠然と不安を感じる人は、まずは本書を手に取ることから始めてみてはどうだろうか。

 

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 

 

【ランキング】2018年上半期の売り上げランキング

 1位

bookrev.horiemon.com

マンガでわかるビットコインと仮想通貨

マンガでわかるビットコインと仮想通貨

 

 

 

2位

bookrev.horiemon.com

bookrev.horiemon.com

bookrev.horiemon.com

時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS

時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS

 

 

3位

bookrev.horiemon.com

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書 829I)

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書 829I)

 

 

 

 

4位 

bookrev.horiemon.com

世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと (T's BUSINESS DESIGN)

世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと (T's BUSINESS DESIGN)

 

  

 

5位 

bookrev.horiemon.com

メタ思考トレーニング (PHPビジネス新書)
 

  

 

5位

bookrev.horiemon.com

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

 

 

 

5位 

bookrev.horiemon.com

 

 

8位

bookrev.horiemon.com

23分間の奇跡 (集英社文庫)

23分間の奇跡 (集英社文庫)

 

 

 

 

8位 

bookrev.horiemon.com

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

 

 

 

8位 

bookrev.horiemon.com

林檎の樹の下で(上)禁断の果実上陸編 アップルはいかにして日本に上陸したのか

林檎の樹の下で(上)禁断の果実上陸編 アップルはいかにして日本に上陸したのか

 
林檎の樹の下で(下)日本への帰化編 アップルはいかにして日本に上陸したのか

林檎の樹の下で(下)日本への帰化編 アップルはいかにして日本に上陸したのか

 

 

 

8位 

bookrev.horiemon.com

bookrev.horiemon.com

bookrev.horiemon.com

10年後の仕事図鑑

10年後の仕事図鑑

 

 

 

12位 

bookrev.horiemon.com

  

 

13位

bookrev.horiemon.com

 

 

 

14位 

bookrev.horiemon.com

bookrev.horiemon.com

bookrev.horiemon.com

トヨタ流「5S」 最強のルール ~生産性“劇的向上

トヨタ流「5S」 最強のルール ~生産性“劇的向上"ノウハウを2時間のストーリーで学ぶ~

 

 

 

14位 

bookrev.horiemon.com

bookrev.horiemon.com

bookrev.horiemon.com

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

 

 

【書評】あなたも宇宙ビジネスに関われる『宇宙ビジネス入門~New Space革命の全貌~』

宇宙を遠い存在だと考えるのは、過去のことである。すでに宇宙は、私たちの生活に大きく関わっている身近な存在だ。例えばカーナビ、天気予報、飛行機機内のWi-Fiサービス等は、それぞれ衛星を利用しているのだ。

宇宙ビジネスは、かつての政府主導から、現在では、世界で1000社を超えるベンチャー企業が誕生し「宇宙で暮らし、働く世界」や「人類の火星到達」を目指し、日々開発に取り組んでいる。かつては映画の中だけだと思われていた世界が、まさに現実になりつつあるのだ。

これらの実現のために、まず重要なことは、低コストで宇宙へ行けるようにするということだ。そのために、100回の再利用を想定したロケットを開発している企業もあるという。目標は、打ち上げコストを現在の100分の1にすることだ。

それが実現できれば、宇宙旅行、宇宙エンターテイメント、資源探査など大規模な需要が認められる。宇宙旅行も低価格となり、宇宙ならではのエンターテイメントやスポーツができるようになるのもそう遠くはないだろう。

それに伴い、多くの人々が宇宙ビジネスに関わるチャンスが増加する。現在宇宙ビジネスに関わっていなくても、宇宙に興味を持っている人は多い。著者も子供の頃から宇宙に憧れていたという。そのような人たちに著者がすすめるのは「プロボノ活動」として関わることだ。

プロボノ活動」とは、専門性を活かした社会貢献活動だ。著者自身も、宇宙ビジネスに関わりを持ったきっかけは、ボランティアだったという。

衛星、ロケット、宇宙ステーションなど聞いたことはあるが、よくわからない。本書は、そのような宇宙に関して初心者に向けて、わかりやすく説明されている。特に、宇宙ビジネスの主な市場セグメントが図で表されているため、まずはそこから確認してみると、全体像がより掴みやすくなるだろう。

 

 

宇宙ビジネス入門 NewSpace革命の全貌

宇宙ビジネス入門 NewSpace革命の全貌