HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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これであなたの仕事も終わる!『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』

この本はマイクロソフトビル・ゲイツの薫陶を受け、誰もが知るWindows95、Internet Explorer3.0/4.0、Windows98のソフトウェア・アーキテクトまで務めた中島聡さんの
時間術をまとめた本である。
Windowsユーザーが当たり前に使う「右クリック」や「ダブルクリック」が生まれた時のエピソードや、ビル・ゲイツとの秘話など
マイクロソフト時代の豊富なエピソードをまじえながら著者が実践してきた時間術を語っているため、最後まで飽きることなく読むことができた。
首尾一貫している主張は、ロケットスタート型になれということである。
具体的には締め切りまでの最初の2割の時間を使って仕事の8割を終わらせ、残りの8割の時間で完成度を高めていくという働き方である。
締め切りが近くなればなるほど、視野が狭くなるし、イレギュラー対応も増えてくる。だから2割の時間でほぼ完成まで持っていく。
時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し、締め切りが近づいたら流すことで仕事を安定して続けていけるのである。
いつも仕事にとりかかるのが遅くラストスパートで仕事を終わらせようとする私はページをめくるたびに反省をしてしまった。
本書をきっかけに時間の使い方に対しての考え方が180度変わったと思う。
また、その他にも参考になる時間の使い方や、アイディアを生む思考法が書かれているためとても勉強になる。
今日も仕事が終わらないと眠い目をこすりながら頑張っているあなたにぜひ手に取ってもらいたい一冊である。

 

 

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

 

文章力アップ!『人を動かす文章術』 著者 斎藤 孝 (講談社現代新書、2010/12/20)

本書は、「人を動かす力を持つ文章を書く」

ことを目的とした本であり、文章を読んだ者が物の見方を変えたり、インスパイアされるような文章を最終目標としている。また、本書では、文章が上手いか下手かは関係なく、人を動かすことができる文章か否かが重要だとしている。

著者は、ベストセラー『声に出して読みたい日本語』、『雑談力が上がる話し方』の著者で、明治大学文学部教授の斎藤孝氏だ。

本書の前半で「これは使える!」と思ったのは、他者の文脈をつなぐ訓練である。大学の先生やテレビの解説者などの話をメモし、その後文章にまとめるといった訓練だ。これだけだと文字起こしを想像するが、そうではなく、順番を入れ替えて論理的にスッキリさせたり、本題と関係ない部分を削ったりして文章にしていくのである。

この訓練を行うことで、ある程度の量や内容のある文章を書けるようになる。普段あまり文章を書き慣れていない方は、ここから始めると良いだろう。

次に面白いと思ったのは、ネタ出しとキーワードを整理した後、最初から文章を書き始めるのではなく、ゴールから書き始める、つまり、最後の文章を決めるというところだ。私も文章を書いていて、文章の流れがあっちに行ったり、こっちに行ったりで、何を書いているのか分からなくなってしまうことが多々ある。しかし、最後の文章を決めてしまえば、少しくらいフラついても、あらかじめ結論が分かっているのだから、書き進めることができるようになる。

ところで文章を書く場面にはどういったものがあるだろうか。会社や学校で必要に迫られてということがほとんどだろう。仕事における文書やメール、学校に提出する感想文や小論文などだ。

これらに関連するところでは、本書の第3章から第5章で、企画書や稟議書、あまり書きたくないが謝罪文や始末書、小論文、就活の自己アピール文、さらには伝わるメールなど、ビジネスマンや学生向けの文章術の説明がある。

現代においては、文章力が日々求められている。私の場合、仕事でメールを書くことが多いのだが、文章を書くのが苦手で、自分の文章力のなさに悩んできた。しかし、本書を読んで以降、人を動かす文章はまだ書けないが、見聞きした話をメモして新たに流れを構築し、独自の視点で文章にする力が少し身に付いたと思っている。

そういった私の経験から、今まで文章を書くことが苦手だったが、これから自らのアウトプットのために文章を書いてみたいという方に本書をおすすめしたい。上で説明した他者の文脈をつなぐ訓練が役立つはずだ。もちろん、人を動かす文章を書くために、独自の視点や文章の思考法など、ワンランク上の文章力を身に付けたい方にもおすすめしたい一冊である。

スットコドッコイ、右往左往! 『波よ聞いてくれ』 著者 沙村広明 (講談社 2015年5月〜)

親の死に目以外なら、どんな悲劇からでも5日で立ち直る自信がある。そう豪語するのが、本作の主人公、鼓田ミナレだ。ミナレは、カレー屋で働いている、相当なスットコドッコイだ。なかなかこの言葉を使う機会はないのだが、これ以上にミナレをよく言い表した言葉は無いだろう。

ミナレは、失恋してから5日目、呑んだくれていた。呑んだくれだから、隣の客にも絡む、絡む。そこで絡んだ相手が、ラジオ局の麻藤だ。初対面の麻藤に、元彼の愚痴を言い、長々絡む。実はこの麻藤もずるい奴で、この愚痴をラジオ番組で流す。このラジオは、ミナレの働くカレー屋でも流れており、これを聴いたミナレは、放送をやめさせようとラジオ局に駆け込むのである。

放送を中止させようとラジオ局に駆け込んだミナレだったが、麻藤の雰囲気に呑まれて、そのままラジオで話すことになってしまう。ここからなし崩し的に、ミナレのパーソナリティ人生が始まるのである。

この作品は、会話の量が多いのに、ものすごくテンポがいい。まるで、本当に会話をしているかのようなノリの良さだ。一つ一つの発言に、キレがある。

登場人物も皆、魅力的だ。お調子者のスットコドッコイのミナレ、胡散臭いおっさんの麻藤、ゲイのカレー屋店長、宝田、ミナレに惚れてる熱血カレー屋店員、中原、それにミナレから金をだまし取った元彼、光雄。みんなキャラが濃い。その中でも、一番魅力的なのは、主人公のミナレだ。底抜けに明るい性格をしているのである。大体どんな悲劇でも、5日で忘れるし、すぐ調子に乗る。謙虚さも、1時間も持たない。先の見通しも全然無いし、貯金も光雄に持って行かれた。あんまりにも態度が舐めているので、カレー屋もクビになりそう。それでも全然深刻に思い悩んだりはしない。「クッソー誰かなんとかしてくれ〜」くらいのノリだ。そんなのが主人公だから、読む時に何かを思い悩んでいたら、そのことがバカらしくなるような作品である。

この小説は、読者を飲み込む。 『殺人鬼フジコの衝動』

パニック状態に陥った人なら、体験したことがあるだろう。自分の頭がやけに速く動いているような感覚があるのに、同じ思考がループして、考えが進まないということを。恐怖からくる焦燥、その表現の仕方があまりにも忠実であるため、本書を読んだとき、私は頭の中に鮮明なパニック状態が再現できた。

主人公のフジコは、貧しい家の長女だ。一人、妹がいる。両親は、稼ぎもないのに見栄っ張りで、他人に気前よく金を使う。母は、整形するほど美意識が高く、化粧品には金を惜しまない。その分、子供達が不利益を被る。給食費も催促しないと払ってもらえないし、機嫌が悪いと怒鳴り散らかされる。体育着は、一枚を姉妹で共有している。さらに、フジコは学校でも居場所がなかった。いじめられていたのだ。学校にも、家にも居場所がない。何を希望に、どこで生きていけばいいかわからない。

そんな中、フジコは家族を失う。フジコ以外の全員が惨殺されてしまうのだ。そして、フジコは叔母に引き取られる。叔母は、優しかった。暴力を振るわないし、必要ならお金もくれる。自分を愛してくれている。しかし、フジコは、それまでの人生において、居場所がなかったことから、「自分」がなくなってしまっていた。その場にいる人間に対して合わせる能力は非常に高いのだが、その中に一貫性を持てないのだ。新しい学校でも、最初はうまくやっていこうとした。しかし、あまりにも人の顔色を伺いすぎるが故に、フジコはどんどん下の立場になっていく。そんな中、フジコは、トラブルに巻き込まれる。小学生の、教室の中で起きるには大きな事件だ。そこで、自分の地位が失われることを恐れるあまりパニックになり・・・。

これを読んだ時の衝撃はすごかった。こんなにも切迫感が伝わってくる小説は、読んだことがない。ぜひ、色々な人に読んでほしい一冊だ。

 

 

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

 

 

最短の道は、目的を決めること。 『絵はすぐに上手くならない デッサン・トレーニングの思考法』著書 成冨 ミヲリ (彩流社、2015/10/21)

私は絵を描いてお金をもらう。その最低限のレベルへ到達するまでにかかった時間は、ざっと1万時間。

けれど、これは絵のいちジャンルの技術にしか特化していない。私は「漫画」という目的で絵を学んだからだ。絵は目指すべき場所を決めて走ったとしても、膨大な時間がかかる。けれど、もしどこへ向かうのか決まっていなかったら、さらに時間を取られていただろう。

この本は、絵を描くうえで手段別の思考法を紹介したものだ。ひとくちに「絵を描く」といっても、どこへ辿り着きたいかによって考え方は変わる。

デザインなのか、イラストなのか、油絵なのか。漫画家は漫画を描く技術があっても静物デッサンが出来るかというと、そうでもない。それは目的によって絵を描くルールが違うからだ。自分がどんな絵を描きたいのか、何のために描くのか、自分に合った表現方法とは何か。

とりわけ「絵を描きたいけど、どこへ向かったらいいのか分からない」というクリエイティブ初心者にお勧めだ。

本の中には能力別自己判断シートもあるので、自分が何に関心を持っているのかを客観的に知る機会にもなる。中級者の人はぼんやりとは分かっていたけど説明出来なかった自分の方法論があると思う。それを著者が視覚的に体系化してくれているため、絵に対しての考えがより深まることだろう。

この著作は絵を学ぶ方向性を示してくれるが、要は目的を決め最低限の道具と知識を得て、やりながら考えるということを勧めている。

そして行先は自分の表現、自分にしかない武器を磨くこと。それにはまず基礎を固めることが必要だと教えてくれる。

絵は手で描くものではない。思考を指先へ伝い溢れさせ、紙に定着する手段だ。ゼロイチでものを生み出す人の頭の中、その基礎となる考え方を覗いてみませんか。

分かりやすい飲兵衛入門書『酒場図鑑-酒と肴をとことん楽しむために-』著者 小寺賢一(技術評論社、2016/10/3)

本書は「一人で居酒屋に入る勇気がないな」、「居酒屋ってまず何を頼めばいいの?」、「居酒屋にマナーとか礼儀ってあるの?」、「酒の種類って色々あってよくわからない」そんなあなたのための飲兵衛入門書である。

 

居酒屋でメニューを見てもどう頼めばいいか分からない。そんな人のために型を紹介しよう。何事も型が重要だ。

①居酒屋に入店したらまずビールを頼もう。すぐにお通しとともに運ばれてくる。

②ビールを飲みながらメニューを見よう。黒板のオススメメニューも重要だ。」初めはすぐに来る、「刺身」や「煮物」を頼もう。時間がかかる「焼き魚」、「焼き鳥」、「煮付け」なども先に頼んでおくといいだろう。

③「刺身」が来たらそれにあう日本酒(吟醸酒)などを頼むといい。季節、土地を感じながら楽しめるのが居酒屋の良いところだ。そして「刺身」を食べ終えた頃に、丁度焼き物が届くはずだ。合わせて酒の追加も忘れずに。

④あとはフリータイムだ。この流れを実行できればもうあなたは飲兵衛の仲間入りだ。

 

飲兵衛は常連店というものを持っている人も少なくない。仲間と飲める常連の店、一人で飲める準常連の店。常連になるにはマナーも必要だ。店員に気を使い忙しくない頃を見計らって注文を頼み、混んで来てた時はそっと席を譲ってあげよう。店員との会話も楽しもう。聞けばどの店にもメニューに載ってない酒や肴があることが多い。店員にオススメの店を教えてもらい、常連店を増やしていくことが飲兵衛上級者の道に繋がる。

ところで、そもそも居酒屋の始まりとはなんなのだろうか。それは酒屋の店先で酒を飲ませた「角打ち(かくうち)」の発展系だと言われている。酒屋で「居続けて酒を飲む」ことから居酒屋と呼ばれるようになった。そして酒場文化は戦後のトリスバーから、本格的な居酒屋文化は90年代からとなる。また、飲兵衛にもブームがあり、90年代は本格焼酎ブームだったのが、00年代にはハイボールが流行り、今はスパークリング日本酒が流行っている。居酒屋としては00年代に広がったチェーン居酒屋も合併して行き、今は立ち飲み、センベロ(千円でベロベロになれる店のこと!)ブームとなっている。飲兵衛達のブームは次にどこへいくのだろうか。

 

普段飲む酒は「カップ酒」、「缶ビール」。それもいいかもしれない。しかし、世界中にはたくさんの酒、珍味がある。一歩踏み出し、居酒屋にふらっと入り、カッコよく飲んでみてはどうだろうか。本書はそんな飲兵衛入門者へのへの分かりやすい指南書である。

野生と知性の融合!『ヒストリエ』 著者 岩明均 (アフタヌーンコミックス、2004/10〜)

舞台は古代ギリシアマケドニアが台頭し始めた時代。マケドニアといえば、誰もが知るアレクサンドロス大王がいるが、本書の舞台は彼の台頭の少し前、フィリッポス王の時代から始まる。主人公は、スキタイ(軍事力の非常に高い騎馬民族)の青年、エウメネスである。フィリッポスに直接才能を見込まれた彼は、そのまま登用され、マケドニアで活躍する。その彼の日常と戦争をメインに、本書は描かれる。

エウメネスの生涯は、かなりドラマチックである。彼は、スキタイの一家に生まれたが、幼少期に奴隷狩りにあい、家族を全員失った。しかし、母が殺されても動じなかったところから、才覚を見込まれた彼は都市の名家に拾われ、家族として迎えられる。そこで息子として成長し、多くの書物を読んだ。知識は大人顔負け、おまけに弁も立つ。体育の成績も悪くないし、格闘も強い。まさにギリシア人の理想だった。しかし、そんな日々も長くは続かない。今度は、義父の腹心が義父を暗殺する。正式な養子ではない彼は、再び奴隷に戻る。人生で2回も親を殺される人間。そんな人間はほとんどいない。彼は、そんな環境で生き延びてきたのだ。
しかし、他の人から見て辛い環境であっても、彼はくさらなかった。かなりのプラス思考なのである。再び奴隷として売られてすぐ、彼は漂流して何も持たずに見知らぬ土地に流されるのだが、そこで彼は、自身の持つ書物の知識を活かして住民に溶け込む。ない事を嘆くのではなく、あるものでやり切る。そういう考え方をすることが、生きて行く上で重要になってくるのではないか。

この中で、彼がいう言葉で、とても印象的なものがある。「書物から得た知識の多くが ほったらかしにしておけばいつまでも"他人"なのだが 第三者にわかりやすく紹介してみせる事で 初めて"身内"になっていく」というものだ。書物を読むだけでは、その中にある言葉は、近づいてきてくれないのである。他者にわかりやすく説明しようとしてかみくだく、その過程で初めて理解ができ、その言葉が近づいてくるのだ。
彼の生き方で一貫しているのは、あるものを有効活用して勝負する、ということである。できるだけ準備をしてから行動したい、という人も多くいると思うが、あるものでまずやってみる。そして、それがうまくいくように、頭を使う。この中に、野生と知性を感じるのだ。それでうまくいかなかったら、その時に改善策を考える。やってみなければわからない改善点なんて、たくさんあるのだ。だから、まずはあるもので間に合わせてみよう。本書は、そんなことを思わせてくれる。

古代ギリシアがどんな時代だったのか、簡単に知りたい人や、冒険譚が好きな人、風変わりな生き方を体験したい人には、ぜひおすすめしたい漫画である。

無駄を削ぎ落としたコンパクト生活『多動力』書評リレー15走目

全体的な読みやすさではホリエモン著書の中でもトップクラスに構成されています。難しい言葉も少なく大衆向けです(たくさん読んでいるので慣れてきただけかも)。

 

一つ一つのトピックスが短編的で展開が急激に変化したりするので、『多動力』の中でも取り上げられていたで映画『君の名は』のような読後感でした。昨年夏ヒットした『君の名は』は時代背景に合わせたトレンドをうまく取り入れています。現代人のスマホで3分間のYouTubeを斜め視聴していくと言った背景に対して、映画時間を2時間弱と普通の映画より短めの設定にしています。作品の無駄を削ぎ落としコンパクトにし、時代にフィットさせ物語は共感を得やすいという事が分かります。『多動力』もそういったコンパクトかつシンプルな仕上がりです。

 

他のコンパクトさが重要な点として、「質問力」の話があります。「できない人」は質問がごちゃ混ぜで不必要な情報をダラダラ混ぜ込んで何を聞きたいのか分からない人がいるという点。また会議や、講演会の最後などで長くて難しい言葉を連ねて質問する人います。自分は「物知りです!」と、アピールしたいのでしょう。簡単にするという事はそれだけ時間を効率よく使うという事なので限られた時間では無駄でしかないという事です。一方「できる人」は質問の論点が明確で手短ではっきりしています。

 

現代はITの普及などにより多様な情報が混在し、複雑であり、その情報の咀嚼に沢山の時間が掛かってしまいます。より簡単によりシンプルに捉えて時間効率よく行動して行くことが『多動力』であると感じました。

 

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 
マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

 
グルメ多動力

グルメ多動力

 

 

少動力より多動力『多動力』書評リレー14走目

堀江貴文氏の多動力の反響がすごい。

発売してすぐAmazon総合ランキング、kindleともに1位。
多くの人が心待ちにしていたのがよくわかる。しかし、何故これほどまでに反響がすごいのだろうか?

私が思うに、昨今、人工知能により人間の仕事がなくなると言われているように、自分の生き方についての考え方を変えることを多くの人がより共有してきているからだろう。

それは、本書でも書かれているように、一つの会社で勤め続ければいい、一つの仕事を続けていればいいという"少動力"ではもう駄目だという考え方だ。

この本では"少動力"から"多動力"に変えるためのエッセンスが、今まで著者が様々な媒体を通して発信してきたことをまとめた形で書かれている。
"電話をかけてくる人間とは仕事をしない"、
"大事な会議でスマホをいじる勇気を持て"、
"資産が人生を駄目にする"など日本人なら誰しもが常識としていることを覆す内容だ。

いきなりすべてこの様にするというのは厳しい。
そんな時は堀江貴文氏の著書、ゼロに書かれている様に"なにもない自分に小さなイチを足していく"というスタンスで多動力を実践してみてはどうだろうか。

私もこのゼロに書かれているスタンスで"多動力"を実践する。

 

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 
マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

 
グルメ多動力

グルメ多動力

 

 

自分の時間を増やす機会がここに『多動力』書評リレー第13走目

今、必要な力は『多動力』だ。

なぜ多動力なのだろう。その理由も著書でわかりやすく書かれている。

多動力の大切さは理解できても、時間がないと思うかもしれない。その手助けもこの本は担っている。

言われてみれば納得の話が盛りだくさん。なんで今まで考えなかったんだろう。そんな自分が不思議なくらいだ。

『目指すべきは、完璧ではなく、完了だ。』
書評つくりに時間を費やした私は、
この言葉で目が覚めた。

あなたもきっと自分の時間は増えるだろう。私もまずはこの書評を完了させることにした。

 

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 
マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)

 
グルメ多動力

グルメ多動力